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Peira ドキュメント

無料版と Pro 版の両方を扱います。一度チェックを実行したいだけなら、最初の節だけで足ります。

単発チェック(無料版)

Windows:ダウンロードした peira.exe がプログラム本体です。展開もインストールも不要で、ダブルクリックするとデスクトップ画面が開きます。右上で 繁體中文 / English / 日本語 を切り替えられます。

完全な判定を得るには、右クリックして「管理者として実行」してください。通常権限ではファイアウォール規則を読めないため、kill switch 関連の検査は結論ではなく「判定不能」と表示されます。

Linux:tarball を展開して ./peira を実行します。ui を付けるとローカル画面が開きます(127.0.0.1 のみに待ち受け、URL にワンタイムトークンが付きます)。

よく使うフラグ

フラグ 用途
--lang zh\|en\|ja レポートの言語
--json プログラム向けの JSON 出力
--list 全検査項目の一覧
--only tunnel,dns 指定した検査項目のみ実行
--egress 出口検証を有効化(唯一の外部通信機能)
--expect-org M247 想定する出口組織を宣言し、不一致を漏洩とみなす

--egress 以外に Peira はいかなるサーバーにも接続しません。接続したアドレスはすべてレポート末尾に列挙されます。

Pro 版

デスクトップアプリには「常駐監視」パネルがあります。本節ではまずパネル、次にコマンドラインを説明します。両者は同じ仕組みを動かし、設定も共有します。

ライセンスの有効化

デスクトップ:右上のプラン表示をクリックし、キーを貼り付けます。

コマンドライン:

peira license activate PEIRA-... peira license

二行目で現在の状態を確認できます。ライセンスはオフラインで検証され、通信もアカウントも不要です。

常駐監視

デスクトップアプリから(推奨)

メイン画面の「常駐監視」セクション:

  1. 「監視を開始」を押します。状態表示に、実行中であること、開始時刻、チェック回数が出ます。
  2. 「通知先 URL」に webhook(例:ntfy のトピック URL)を入れます。空欄なら通知しません。
  3. 「通知のしきい値」でどの深刻度から知らせるかを決めます。「設定を保存」を押すと監視が再起動して反映されます。
  4. 「ログイン時に自動起動」にチェックを入れると、アプリを開いていないときも監視が続きます。

⚠️ パネルの監視はウィンドウとともに動作し、閉じると停止します。 バックグラウンドで監視するには「ログイン時に自動起動」を別途有効にしてください——この二つは別のものです。

状態が変化すると、パネルが「再読み込み」を促します。読んでいる最中かもしれないので、自動では再読み込みしません。

コマンドラインから

peira --watch

常駐し、ネットワーク状態の変化を検知した時点で即座に再検査します——Wi-Fi の切替、VPN の再接続、スリープからの復帰などです。固定間隔ではその窓を取り逃がすため、変化検知は追加オプションではなく既定の動作です。

フラグ 既定 用途
--interval 5m 完全な再検査の間隔
--change-interval 10s ネットワーク変化を検知するポーリング間隔
--webhook URL 状態変化時にイベント JSON を POST
--notify-cmd PATH 状態変化時にプログラムを実行(イベント JSON は stdin)
--notify-on warn 通知のしきい値:critical / warn / unknown
--alert-cooldown 5m 同一通知のクールダウン
--history PATH 各検査の要約をこの JSONL ファイルに追記

通知は状態が悪化し、しきい値に達したとき、または問題が解消したときにのみ送られます。解消も通知します——そうでないと、まだ漏れていると思い込み続けることになります。

ネットワークは切替時に数秒間ばたつきます。クールダウンはそのためにあります。これがないと 30 秒で 10 件届き、その後通知を切ることになります。

ログイン時の自動起動

パネルのチェックボックスは以下と同じことを行います。コマンドラインでは追加のフラグを指定できます。

peira service install --watch --egress --webhook https://ntfy.example/peira peira service status peira service uninstall

install はその行に渡した監視フラグをそのまま記録します。

  • Windows:タスクスケジューラのタスクを作成し、ログイン時に起動します。Windows サービスにしていないのは、本物のサービスはインストールに管理者権限が必要で、かつ Session 0 ではあなたのネットワーク環境が見えないためです。
  • Linuxユーザー単位の systemd ユニット(~/.config/systemd/user/)を導入し、システム側には一切触れません。⚠️ ユーザー単位のユニットは既定でログアウト時に停止します。ログアウト中も監視を続けるには lingering を有効化してください:loginctl enable-linger $USER

いずれもログイン後に、あなたのユーザーセッションに紐づいて動作します。システム常駐のサービスではありません。

イベント形式

webhook と --notify-cmd は同じ JSON を受け取ります(ホスト名、時刻、最も重い深刻度、新規および解消した項目の一覧)。--history の各行は要約(時刻、契機、最も重い深刻度、レベル別の件数)で、そのまま作図ツールに渡せます。

ダウンロードの検証

sha256sum -c SHA256SUMS --ignore-missing

チェックサムファイル自体が差し替えられていないことも確認するには:

curl -O https://odysec.org/pgp-key.txt gpg --import pgp-key.txt gpg --verify SHA256SUMS.asc SHA256SUMS

鍵の指紋:1360 6273 6DFC 9D4B C9A1 5312 6FD4 6C88 46C0 DA1B

アップデート

デスクトップ:ヘルプ → アップデートを確認。コマンドライン:

peira --check-update peira --update

アップデートは実行ファイルをその場で置き換え、自動的に再起動します。ファイル名は変わりません。